日本のエーザイとアメリカのバイオジェンが共同開発したアルツハイマー病の新薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」を厚労省が製造販売承認します。2年前に同様な薬で「アデュカヌマブ」が申請されていましたが承認されていませんでした。今回の「レカネマブ」が、日本では初めての認知症の原因を治療する薬となります。
「レカネマブ」はアルツハイマー病の原因物質と考えられるアミロイドβの脳内の沈着を除去することで、認知症の進行を抑える薬です。
すでに進行した認知症では効果が期待出来ませんが、軽度の認知症と前段階の軽度認知障害(MCI)に対して有効と考えられ治療対象となります。
この治療薬「レカネマブ」が奏功するかを見極めるために、アミロイドβの沈着を可視化する検査が「アミロイドPET」であり、当院でも実施しております。現時点ではまだ月に数件ではありますがすでに約20例の実績があります。今後、「アミロイドPET」検査の需要が増えると予想されます。詳細につきましてはお問い合わせ下さい。